Archive for 10月, 2017

【研修案内】保育者研修『マイステップ』ワークショップ(12月17日:千葉)

水曜日, 10月 11th, 2017

子どもの性問題行動や性被害に対応するための保育者研修として
心理教育ツール『My Step』を用いたワークショップを行います。
幼児や児童にかかわる方々のご参加をお待ちしています。
 
◆子どもや親子の困難さに応じる保育者のためのワークショップ型研修①
【子どもの性問題行動・性被害に対応する保育者研修―
『My Step』を用いた講義とワークショップ―】
 
◆日時:2017年12月17日(日)10時~15時(受付9時30分~)
 
◆場所:千葉大学教育学部 4号館4105
(千葉大学西千葉キャンパス/JR西千葉駅より南門まで徒歩2分
⇒教育学部4号館まで徒歩6分)
 
◆講師:野坂 祐子(大阪大学大学院人間科学研究科 准教授,臨床心理士)
 
◆内容:『My Step』を用いた講義とワークショップ
〈午前〉「子どもの性の発達と性問題行動・性被害の支援」(講義)
一般的な子どもの性の発達、健全な性行動と問題行動の違い、
問題行動の背景にある要因、性問題行動・性被害への基本的な対応等
〈午後〉「課題の共有と基本的な支援スキル」(ワークショップ 2時間)
①自己紹介、②感情の学習、③リラクゼーションの練習、
④境界線の学習、⑤性行動のルールの教え方、⑥実践への生かし方の検討
 
参考図書:野坂祐子・浅野恭子著 『My(マイ) Step(ステップ)』、誠信書房、2016年
※当日は資料を配布します。参考図書の購入の必要はありません。
 
◆参加方法
・ご関心のある方であれば、保育士・幼稚園教諭、児童養護施設職員、
心理・医療関係者等どなたでもご参加いただけます。参加費は無料です。
 
・会場定員(40名)と事前の資料準備のため、参加申込のメールを下記メール
アドレスにお送りください。
連絡先:soccecec@gmail.com
(件名を「1217研修」とし本文にお名前とご所属をお書きください。
受付担当の植草学園大学 實川慎子より返信します。)
 
※本シンポジウムは、科学研究費助成事業(基盤研究C)「施設入所児・要支援家庭児
に対する保育者の専門性向上のための研修プログラムの開発」(研究代表者:千葉
大学教育学部 砂上史子)により主催しています。
 

【研修案内】トラウマインフォームド・ケア(11月19日:大阪)

水曜日, 10月 11th, 2017
大阪大学のプロジェクト(研究代表 野坂祐子)で、トラウマ
インフォームド・ケアに関するシンポジウムを開催します(無料)。

 

さまざまな虐待や暴力、逆境が子どもに及ぼす影響を理解し、
回復を支える環境づくりをするのが「トラウマインフォームド・ケア」です。
多くの方々と一緒に取り組んでいければと思います。
 

◆第2回 シンポジウム 「知りたい!トラウマインフォームド・ケア」◆

 

■日時:2017年11月19日(日) 10時~18時

 

■会場:大阪大学 豊中キャンパス
スチューデントコモンズ セミナー室B
(阪急 石橋駅/大阪モノレール 柴原駅 より、徒歩15分)
http://www.celas.osaka-u.ac.jp/facilities/
 
■プログラム
 
【第Ⅰ部】 基調講演
「トラウマインフォームド・ケアとは何か~子どものトラウマの理解と支援~」
亀岡 智美さん(兵庫県こころのケアセンター副センター長、児童精神科医)
 
<講師プロフィール> 和歌山県立医科大学卒業、日本児童青年精神医学会認定医、
兵庫県こころのケアセンター副センター長・研究部長。
大阪府立病院を経て、大阪府立中宮病院松心園に勤務。2001年より、大阪府こころ
の健康総合センター、2012年より現職。子どものトラウマ治療にあたり、トラウマ
フォーカスト認知行動療法(TF-CBT)の研究や技術指導に携わる。
PTSDやトラウマに関する論文・著書多数。
 
【第Ⅱ部 】シンポジウム
「子どもを知ると組織が変わる ~さまざまな現場からの発信~」
 
◇「地域で子どもの生命と居場所を支える ~虐待のトラウマからの回復~」
西野 伸一さん(西成わかくさ保育園、保育士)
 
◇「境界線のグー・チョキ・パー ~幼児への安全教育とトラウマケア~」
都築 美香さん(児童養護施設博愛園、保育士)
&宗光 加代さん(高知県中央児童相談所 児童心理司)
 
◇「性的トラウマをかかえる思春期女子への支援から」
藤澤 陽子さん(国立きぬ川学院 心理士)
 
※シンポジストと亀岡智美さん、プロジェクトメンバー、参加者を交えての
ディスカッションを行います。
※イベントなどの案内を置くスペースを用意しております。
案内配布をご希望の方は各自ご用意ください。
 
■申込方法:テーマに関心のある方はどなたでも参加いただけます。
(無料、定員100名)
★メールでお申込み下さい。
traumainformedcare@yahoo.co.jp
(件名には「第2回シンポ」と記入し、本文に「名前」と「所属」をお書き下さい)
 
■主催:地域(みんな)で支える子どもの回復ネットワーク
 
★このプロジェクトは、「社会的養護で暮らす子どものトラウマインフォームド
ケア/システムの構築」に関する研究として運営しています。
(メンバー:野坂祐子・酒井佐枝子・村上靖彦:平成29年度大阪大学「知の共創
プログラム」資金)
 
★シンポジウムでのディスカッションやみなさまのご意見等は、研究内容に反映
させていきます。
 
★当日、トラウマインフォームドケアに関するニーズ調査(無記名アンケート)
へのご協力をお願いします。
 
<企画主旨>
さまざまな「生きづらさ」や問題行動、心身の不調の背景には、子ども期のトラウマ
や逆境体験が影響していることが知られるようになってきました。虐待や暴力、社会
的排除や孤立といった「苦境」のなかで人が生きのびるためには、「不信」や「攻撃」
あるいは「逃避」といった対処をとるのは自然なことです。
しかし、それが一時的な対処にとどまらず、その人の「生きかた」になってしまったら
・・・?
人とのつながりが絶たれ、さらなる苦境に立たされてしまうかもしれません。
そこからの回復と支援では、そうした生きかたのきっかけになった「トラウマ」につ
いての理解が不可欠です。
 
「トラウマインフォームド・ケア」とは、困難をかかえる人たちを理解し、安全で安心
な環境を作っていくための視点であり、具体的な取り組みをいいます。
いろいろな現場で、トラウマインフォームド・ケアをスタートさせてみませんか?