Archive for the ‘トピックス’ Category

【研修案内】社会的養護で育つ子どもを共に育む保育・幼児教育(11月5日:千葉)

火曜日, 8月 15th, 2017
近年、社会的養護の下で育つ子どもの数は増加傾向にあり、虐待等の深刻なトラウマを
抱えているケースも少なくありません。
同時に、保育・幼児教育が発達上のリスクの高い子どもに対して、
長期的・肯定的影響をもたらすことが明らかになり、その重要性は高まっています。
社会的養護と保育・幼児教育の連携の充実、児童養護施設の幼児に対する保育者の
専門性の向上を目指し、本シンポジウムを開催します。

〇日時:2017年11月5日(日)14時~17時(開場13時40分~)

〇場所:セミナーハウス クロスウェーブ幕張 2階ホール
(京葉線 海浜幕張駅北口徒歩3分/千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンA棟)

〇プログラム
・研究プロジェクト説明 砂上史子(千葉大学)
《第1部》
基調講演「虐待を受けた子どもの理解と生活の中の支援」
増沢 高 先生(子どもの虹情報研修センター)

《第2部》
シンポジウム「社会的養護と保育・幼児教育の連携に向けて」
司会: 實川慎子(植草学園大学)
話題提供:
・「幼稚園における児童養護施設の幼児に対する保育」
砂上史子(千葉大学)
・「児童養護施設で暮らす幼児の就園・就学の現状と課題」
村松健司(首都大学東京)
・「トラウマが子どもに与える影響とその支援」
野坂祐子(大阪大学大学院)
指定討論(コメンテーター): 小木曽 宏(児童養護施設 房総双葉学園)
指定討論(コメンテーター): 増沢 高(子どもの虹情報研修センター)

〇参加方法
・シンポジウムにご関心のある方であれば、保育士・幼稚園教諭、児童養護施設職員、
心理・医療関係者等どなたでもご参加いただけます。参加費は無料です。
・会場定員(140名)と事前の資料準備のため、参加申込のメールを下記メールアドレス
にお送りください。
soccecec@gmail.com
(件名を「シンポ参加」とし、本文にお名前とご所属をお書きください。)

【研修案内】北欧における性教育と家族支援(7月8日)

金曜日, 6月 23rd, 2017

関西性教育研修セミナー主催で、下記の研修を行います。
トラウマやセクシュアリティをふまえた性教育と家族支援
をテーマにしています。
ぜひ、ご参加ください!

 

◆第21回 関西性教育研修セミナー
「北欧における性教育と家族支援」

 

◆2017年7月8日(土)15時~17時半

 

◆会場 梅田ガクトホール
http://www.kgn.or.jp/map.html
(関西GIDネットワーク)

 

◆講師 Antti Ville Ervasti氏(ヘルシンキ在住)
フィンランドのsexpo財団のカウンセリング部長を務められ、
カップル/家族セラピーや性教育の専門家、セクシュアリティ
やトラウマに関する豊富な経験を有する。
子どもたちの肯定的で健康的な自尊感情を育むための家族支援
と性教育について、お話しいただく。

 

◆参加費 1,000円 (学生500円)

※予約不要

 

【問い合わせ先】関西性教育研修セミナー 事務局
kansaishy@gmail.com

【研修案内】トラウマインフォームド・ケアに関するシンポジウム(6月17日)

月曜日, 5月 8th, 2017

【研修案内】トラウマインフォームド・ケアに関するシンポジウム(6月17日)

社会的養護のもとで暮らす子どものトラウマインフォームド・ケア
について取り組むプロジェクトを発足させました(平成29年 大阪大学
『知の共創プログラム』研究代表者;野坂祐子)。
下記の要領で、第1回キックオフシンポを開催します。
ご参加、お待ちしております!


http://www.hus.osaka-u.ac.jp/ja/node/1059

 

■地域(みんな)で支える子どもの回復ネットワーク
第1回 キックオフ シンポジウム

■日時:2017年6月17日(土) 13:30~18:00

■会場:とよなか男女共同参画推進センター すてっぷ ホール
(阪急豊中駅前エトレ5階)

【プログラム】
ご挨拶 ~トラウマインフォームドケア/システムってなに?~ 野坂 祐子(大阪大学・
プロジェクトリーダー)

 

第Ⅰ部 シンポジウム

「地域で支える取組みをわかちあおう」 司会 村上 靖彦(プロジェクトメンバー)

 

「こども食堂というみんなの居場所」 川辺 康子さん(にしなり☆こども食堂)

 

「子どもシェルター(10代女子)の実情」 森本 志磨子さん(弁護士、NPO法人子ども
センターぬっく理事長)

 

「逆境体験を生き抜いた子どもたちの思春期・青年期」 浅野 恭子さん(大阪府立子ど
もライフサポートセンター)

 

第Ⅱ部 基調講演 司会 酒井 佐枝子(プロジェクトメンバー)

「社会的養護の実情と子どものトラウマ」 山本 恒雄さん(愛育研究所 客員研究員)

 

<講師プロフィール>
同志社大学文学部文化学科卒業(心理学専攻)。1975年4月より2008年3月まで大阪府子
ども家庭センター(児童相談所)で、児童心理司、児童福祉司、次長兼虐待対応課長等
として勤務。日本子ども家庭総合研究所を経て、2015年より愛育研究所 客員研究員。
その他、厚生労働省、内閣府、警察庁等で子どもの性暴力被害等に関する専門委員など
を務める。専門分野は子ども家庭福祉ソーシャルワーク。臨床心理士。

【申込方法】 このテーマに関心のある方は、どなたでも参加いただけます(無料)
資料準備のために、事前にご連絡いただけると幸いです。
traumainformedcare[at]yahoo.co.jp
(件名には「キックオフ」と記入し、本文に「名前」と「所属」をお書きください
「ご意見」も歓迎です)
イベントなどの案内を置くスペースを用意しております。案内配布をご希望の方は各自
ご用意ください。

 

**************

 

家庭や学校、地域での虐待や暴力、社会的排除や経済的困窮など、子どもの生活には「
トラウマ」となりうるさまざまなできごとがあります。しかし、それらのトラウマのほ
とんどは、語られず、周囲はもとより本人にも気づかれることのないまま、子ども自身
と周囲に影響を与え続けます。「暴力や苦痛は逃れられないもの」「だれも信用できな
い」という思いを抱いたまま、人生に奮闘し続けている子どもたちがいるのです。
子どものトラウマに気づき、ケアし、安全・安心な生活の場を作っていくこと――これ
は、子どもの回復に欠かせないだけでなく、支援者や地域で暮らすあらゆる人にとって
、よりよい社会になるでしょう。
そこで、私たち社会の問題をトラウマの視点で考え、地域(みんな)で支え合うネット
ワークをつくるためのプロジェクトを発足しました。たくさんの方と一緒に、取り組ん
でいけることを願っています。
 
このプロジェクトは、「社会的養護で暮らす子どものトラウマインフォームドケア/シ
ステムの構築」に関する研究として運営しています(メンバー:野坂祐子・酒井佐枝子
・村上靖彦:平成29年度大阪大学「知の共創プログラム」資金)。シンポジウムでのデ
ィスカッションやみなさまのご意見等は研究内容に反映させていきます。今後、支援者
の「語り合いの場」など、継続的な取り組みを行っていきます。ぜひ、ご参加ください

【NEWS】子ども向け心理教育ワークシートができました!

水曜日, 3月 8th, 2017

性被害を受けた子どもへの支援において、子ども自身がこころやからだの状態に目を向
けて、身近な大人に理解してもらうことは、回復に向けた第一歩になります。「どんな
感じ?」と尋ねるだけでは、うまく答えられない子どももいます。子どもと一緒にワー
クシートに取り組むことで、「こんなふうになることもあるよ」と心理教育をすること
ができます。また、『こころの救急箱をつくろう』という日常生活のなかで取り組める
対処法をリストアップする課題も含まれています。ふだんから子どもがやれていること
、得意なことなど、子どものストレングス(強み)を生かしながら、リラクセーション
法や問題解決法を伝えましょう。『今の生活充実度をチェックしてみよう』では、グッ
ドライフモデルの考え方に基づいて、よりよい人生を自分で選択していくことをサポー
トします。
被害の有無や内容を特定していないので、どの子どもにも使えるものです。ストレス予
防や健康教育、自立支援として活用いただくこともできます。
【リーフレットダウンロード】のページから、ダウンロードできます。

【NEWS】保護者向け心理教育リーフレット(改訂版)ができました!

月曜日, 2月 20th, 2017

性被害を受けた子どもの保護者のショックや戸惑いはとても大きいものです。
保護者が落ち着き、子どもの性暴力被害についての知識や情報を知ることで、
適切に子どもに対応していただくことができます。
今回の「改訂版」では、性問題行動の背景にあるニーズについての情報も加え、
グッドライフ・アプローチに基づく性加害行動の理解を含めました。

【リーフレットダウンロード】のページから、ダウンロードできます。
ぜひ、ご活用ください!

【NEWS】施設内性暴力の心理教育リーフレットができました!

金曜日, 12月 23rd, 2016

子どもの性的健康に関する大きな課題の一つである施設内での性問題行動とその対応に
関する心理教育リーフレットを作成しました。施設の職員と支援者向けに、施設内でみ
られやすい子どもの性問題行動の特徴(年齢相応の性的遊びとの違い)を挙げ、初期対
応の際の留意点などをまとめています。
性問題行動の予防と早期発見、適切な支援をすることで、被害と加害の双方の子どもは
もちろん、他の子どもたちをケアすることができます。
長期的な支援計画として、グッドライフ・アプローチに基づく視点を紹介しています。

【リーフレットダウンロード】のページから、ダウンロードできます。
ぜひ、ご活用ください!

【NEWS】『マイ ステップ:性被害を受けた子どもと支援者のための心理教育』刊行さ れました!(2016年10月)

木曜日, 11月 24th, 2016

 

当研究会で作成した心理教育ワークブック「My Step ~わたしのためのノート~」が、
このたび大幅な加筆修正をして『マイ ステップ:性被害を受けた子どもと支援者のた
めの心理教育』と題する書籍として出版されました(野坂祐子・浅野恭子共著、
誠信書房、2016年9月26日刊行)。


http://www.seishinshobo.co.jp/book/b239955.html


以前の「わたしのためのノート」版について、ご活用いただいた方々のご意見をふまえ
、新たに、【理論編】として子どもの性暴力被害の特徴や影響について総論を加え、さ
らに【実践編】として各課題の目的や実施方法について詳しく説明しています。
ワークシートは、すべて付属のCD-ROMに収録されているため、必要なシートだけ印刷す
ることができます(約100ページ分のワークシートが入っています)。

書籍化にあたり、ワークを大幅に増やしたほか、ティーンズ向けの性教育や課題も追加
しました。ワークやクイズには、すべて解説もついています。

主に、児童相談所や児童福祉施設、犯罪被害者支援センター・ワンストップセンター、
学校等での活用を想定しています。小学校中学年から高校生くらい(説明等を工夫して
いただければより広い年齢層の子ども)に適用されます。

性被害を受けた子どもが「何があったんだろう?」「自分が悪いのかな」と思ったまま
、一人でつらさを抱え込まないためのファーストエイドとなることを願っています。
さまざまな現場で活用いただければ幸いです。

 

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【研修案内】もふもふネット 被害者支援研修『性被害を受けた子どもへの心理教育』

日曜日, 8月 21st, 2016

性犯罪や性的虐待など、さまざまな性暴力被害を受けた子どもの理解を深め、具体的な
援助技法を学びます。
子どもの回復を支える環境づくりのために、子どもと保護者(施設職員)への心理教育
を中心とするトラウマインフォームド・ケアのアプローチを紹介します。
講義のほか、カウンセリングや危機介入で用いる心理教育ワークの実習を行います。
テキストは、『マイ ステップ:性被害を受けた子どもと支援者のための心理教育』(
野坂祐子・浅野恭子著,誠信書房)です(8月発刊予定)。心理教育の学習シートがCD-
ROMに収録されています。
テキストは、当日会場で割引購入いただけます。
9月と11月の2回の連続講座ですが、どちらかの回だけの参加も可能です。

■日程と内容

【第1回】性暴力の理解と心理教育(2016年9月10-11日)

1.子どもの性暴力被害の特徴
2.性的トラウマについての心理教育
3.境界線の発達と性行動のルール
4.本当の同意とは
5.動機づけと保護者・施設職員との協働

【第2回】性暴力の影響の理解と支援技法(2016年11月12-13日)

1.子どもへの性暴力の影響
2.性被害による感情の変化と対処
3.性被害によるからだや行動への影響と対処
4.性被害による思考の変化と対処
5.将来の安全を高める

■講師:野坂祐子・浅野恭子

■受講料:15,000円(各回)

■問い合わせ・申し込み先:mofumofukensyu@gmail.com
※少人数制(定員18名)で実習中心で行います。
※会場等、詳細は下記「もふもふネット」ホームページをご参照ください。
http://mofumofunet.jimdo.com

【研修案内】もふもふネット 2016年度専門研修『知的障害のある人の性問題行動への 対応』

土曜日, 7月 30th, 2016

性暴力の被害&加害への支援、当事者や家族への支援と専門家のネットワーキングを目
指して活動している「もふもふネット」の専門研修のご案内です。
今回は、知的障がいのある子どもと成人のアセスメントとプログラム、生活支援につい
て実習を取り入れながら学びます。

開催が迫りました。ご関心のある方、ご参加お待ちしています!

■日程:2016年8月6日(土)13:00~17:00 & 7日(日)10:00~16:15
■テーマ:知的障害のある人の性問題行動への対応
■講師:野坂祐子・益子千枝・藤岡淳子・
■受講料:15,000円
■問い合わせ・申し込み先:mofumofukensyu@gmail.com

少人数制(定員18名)で実習中心で行います。
会場等、詳細は下記「もふもふネット」ホームページをご参照ください。

http://mofumofunet.jimdo.com

【NEWS】性暴力サバイバーの会 & 性被害を受けた子どもをもつ母親の会

日曜日, 4月 17th, 2016

民間グループ「もふもふネット」で、毎月、性被害を受けた方のグループを開いていま
す。
性暴力の女性サバイバーの会(たぬきの会)と、性被害を受けた子どもをもつ母親の会
(ひまわりの会)です。

子どもの性の健康研究会の主宰者も、グループの運営に関わっています。
どちらも少人数で、当事者同士の気持ちや考えを共有する場を目指しています。安心・
安全な場をつくるために、参加者には守秘に関する約束をしていただき、スタッフもグ
ループをサポートします。

参加希望の方は、「もふもふネット」にご連絡のうえ、グループ参加前の個別面談にお
越しください。
会場等、詳細は下記「もふもふネット」ホームページをご参照ください。
http://mofumofunet.jimdo.com/

■問い合わせ・申し込み先:

tanukinokai2015@gmail.com

ご不安や心配、つらいお気持ちをひとりでかかえず、お話しいただければと思います。